2010年9月23日木曜日

Questuraへの出頭(1)

滞在許可証の申請を7月初旬に郵便局で行ってから二月半,書類審査と指紋押捺のために警察署であるQuesturaに出頭する日が9月21日にやって来た.半分楽しみ,半分緊張である.

指定時刻は午後4時半.ローマのQuesturaは中心部もあるのだが,最近イミグレーション部門が東部の高速環状線に近いエリアに移動したようだ.ここは公共交通で行くにはなかなか骨が折れるところだ.移民受付だから基本的に車で行くのは難しい人たちが多いはずなのだが,何でこんな場所にあるのか,理解に苦しむ.

私は当然車で出かける.渋滞でもして遅れるとやっかいそうなのでオフィスを早めに出て,1時間前の3時半には現場に到着.駐車場がきちんとあってホッと一息.中に入ると,アジア系,アフリカ系の人たちだらけで,そこはイタリアとは思えない空間だ.西洋人はかなり少ないが,これは東欧系だろう.

イタリアらしく,ここでも最初にどこにアクセスするのかが全く掲示されていない.仕方ないのでそばにいた警官に尋ねると,無言で入口の方向を指すだけだ.慣れてはいるが,公務員のこのような振る舞いにめちゃくちゃ不愉快な気分になる(笑).そちらの方に行き,別の警官に書類を見せると,「4時半まで待て」というので,仕方なく近くのベンチで座って待つことに.

すると,入口の警官が,「Tre(3時)!」と言っているのが聞こえた.ようはスケジュールより30分以上遅れているのだ.3時出頭組だけが通される.4時過ぎに,「Tre mezzo(3時半)!」と来た.まだ30分遅れだ.よく見ていると遅れてやって来た3時出頭組も一緒に入っている.どうやら申請をした方も時間にルーズなようだ.

5時前にようやく4時半の順番が回ってくる.書類を見せて中に入る.みんな呼ばれる前から入口に張り付いているので,ベンチに座っていると順番が最後の方になる.私の後ろはぎりぎりになってやって来た人が一人だけ.たぶん4時半受付が最終なのだろう.建物入口で荷物チェックを受けて,いざ審査会場へ.続きは次回.

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