水曜日に,テルミニ駅近くのVittorio Emanuele 2世広場でScuola in Festaというイベントがあった.その名の通り学校の生徒のためのイベントのようで,ローマ市主催で例年5月末に開催されるようだ.交通安全のコーナーなど多くのテントが設営されており,なかなかの賑わいであった.
このFestaで,ローマ日本人学校がゲストとしてステージ上で踊りを披露することになっていた.小学部1~2年が日曜日の運動会で踊った火炎太鼓,中学部がやはり運動会で踊ったよさこいソーラン節を披露する.ステージが大きくないので,かわいそうなことに小学部3~6年は学校に残って通常授業.と言うわけで我が家は次男のみの登場だ.
ローマの公衆の面前で子供が踊るのはなかなか見られないので,午前中だけ仕事をさぼって見に行った.予定では10時半に登場だったのだが,市長が11時過ぎに登場することになり(もともと予定されていたかも不明),思いっきり時間が後ろにずれる.イタリア在住歴が長い方にとっては「まあいつものことですよ」というだけだが,炎天下で待たされる身にもなって欲しいところだ.
結局,市長や日本大使の挨拶後の11時半頃に日本人学校チームが登場.どちらも大変立派に踊っていた.市長達が登場する前にいくつかのグループが合唱を披露していたが,これは前座だったようで,舞台上の動きが少ないこともあり,全然盛り上がっていなかった.しかし,日本人学校チームが躍動感あふれる目新しい演技を披露したので,一気に盛り上がったような気がする.その後のポーランドチームの動きの少ない民族舞踊が地味に見えてかわいそう.
その後すぐにオフィスに向かったので,結局このFestaをじっくりと見ていない.面白かったのは,入場する市長の後からプラカードを持った抗議団体がくっついてきて,市長の挨拶の時にシュプレヒコールを浴びせていた.こんな場でやるなんて大人げない.でも,子供達はそんなことに関係なく市長に拍手を送っている.市長の退場後にも,拡声器を持った初老の男が執拗に追いかける.なんだかFestaよりもそちらの方が面白かった(笑).
このFestaは毎年行われているらしいが,日本人学校は今年初めて招待されたらしい.ローマ市長と高校生が広島に招待されたことの返礼として実現したものらしい.6月は現地小学校との交流イベントもあるし,こういう草の根交流は,日本文化と日本人をよく知ってもらうためにできるだけたくさん行ってもらいたいものだ.
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