2010年5月8日土曜日

ついに病院に(1)

今週,子供達は元気なのに親の体調が悪かった.土曜日の海で冷えたのか,月曜日に家内が熱を出す.そこで,業務は午前中だけで切り上げ,スーパーで冷凍ピザを買って,これをランチにすることにした.結論から言うと,この冷凍ピザが今回の主役だ.汚い話が交じっているがご容赦を.

イタリアでは「風邪を引いたらステーキを食べなさい」と医者が薦めるという話がある.これを真に受けた訳ではないが,しっかりしたお肉が食べたかったので,ステーキ用牛肉も先ほどのスーパーで調達した.夜はしこたま赤ワインを飲みながら,このステーキを食べる.

夜,とんでもない腹痛に見舞われた.はっきり言えばひどい下痢である.年に2回程度はそうなるので,いつものことかと思っていた.翌朝,便が赤いことに気がつく.色が赤ワインの色だったので,「ワインがそのまま出てきたのかな?」と思う.日本から持ってきた下痢止めと整腸剤を服用.出勤は取りやめて,静養することにした.

下痢止めを服用したお陰で,翌朝まで「大」をすることはなかった.翌朝,子供を学校に送り届けた後のバスの中で立ちくらみがした.自宅に戻ってトイレに行くと,今度は鮮血の色をした便が...これは医者に行かないとまずそうだ.

ローマに日本人が開業する医者があることは事前に知っていた.こちらに来てから子供の予防接種のことで電話相談もしている.海外旅行保険による受診もその場で手続きしてくれる(一部の保険会社だけ).こんな時は言葉が通じるだけで助かる.電話をすると奥様が出て,「今日はお休みで,主人は歯医者に行っている.でも様子が様子だから呼び出してあげる」と神のようなお言葉.診察の時間を予約する.

医者に向かう前に,インターネットで検索.「下痢 赤い」というワードで検索を掛けると,どうやら「赤痢」というものがたくさんヒットする.「下痢止めを飲むと命に関わります」と書いてあるサイトもある.しまった,昨日飲んじゃったな.しかし,今まで赤痢に罹りそうな地域に数多く出張してきて,そんなものに罹ったことがない私.何でイタリアで? 続きは次回.

2 件のコメント:

  1. 大変だったですね!
    でも早く元気になられたようで良かったです。
    海外での病気は、対応だけでも日本の何倍も労力を要しますから・・。

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  2. 余裕があったらイタリア人の医者も試してみたいところなのですが,まだまだハードルは高いです.

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