夕食をどうするか.子供達もいるからあまり遠くに行きたくない.ワインを飲みたいしいい位置に路駐できたから車で出たくない.ホテルのフロントに歩いて行けるお薦めレストランを聞くと,あるレストランを教えてくれた.19時半の開店と同時に行くと,何とほぼ予約で一杯で最後のテーブルをゲットできた.我々の後に同じホテルに泊まっていて同じようにフロントで紹介されたグループが何組も訪れてきたが,みんな断られていた.こういう時はきちんと早く来るものだと感じる.周りに全然レストランがないようだ.
このレストラン,名前は忘れてしまったが,感じのいいところだった.ご主人がきちんと英語で話せる.メニューはイタリア語しかなかったが,きちんと解説してくれる.Perugiaのお薦めを聞いていざ注文.トリュフ風味のパスタとイノシシ肉のソテーがおいしかった.これらはUmbria地方の名産のようだ.値段も思ったより安く,大変満足.
翌朝,チェックアウトしてPerugia中心部に向かう.ここも街中への車の乗り入れは難しいと思われたので,メインエリアに一番近そうな駐車場を探して入庫する.「車を預けて鍵を置いていけ」と言われ,ちょっと怖かったがそれに従う.イタリア語だったが,machinaとchiaveという単語が聞き取れて何となく分かったのがちょっとうれしかった.
Perugiaの街の雰囲気はAssisiに似ているが規模は断然大きく,美術館・博物館が充実している.その中心は国立Umbria美術館だ.2日間5つの美術館・博物館に大人と子供が1人ずつ入れる"Card F"(10ユーロ)を2セット購入.写真は禁止,大きな荷物はロッカーに預けなければならない.これは思いの外所蔵作品が多く,見所があった.トイレに入ってから入場したい(途中で行くのは大変です).13世紀以降?(記憶が不確か)の作品が年代ごと・画家ごとに部屋に分かれて展示されている.面白いのはルネッサンス時代までで,多くの画家が"Maddona col Bambino"と呼ばれる聖母マリアとイエスの画と,イエスが磔にされ昇天後に信者が悲しみに暮れる一連の様子を描いた画を描いているので,違いを比較してみると面白い.杭うちされた手足や,刺された部分からきちんと赤い血が流れている,見ようによっては結構グロテスクな画だ.「こんなグロテスクな子供はいないだろう!」とちゃちゃを入れたくなるような画もあるし,セクシーな聖母もいれば全然の聖母もいて面白い.ルネッサンス以降は今ひとつの印象.それでも珍しく時間をかけて見学した.
撮影禁止なので今回は写真はありません.あしからず.街並みと他の美術館・博物館情報は次回.
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