昨日の火曜日,再びボイラーが故障がした.前回修理してから3週間弱といったところで,再度のトラブルだ.溜息をつく暇なく,日本人会のM氏に大家と連絡を取ってもらう.すると,「例のテクニコ(技術者)がクリスマス休暇中で1月5日までローマにいない」と驚きの情報が入る.「替わりの人を探します」ということになったが,前回もそんな人は見つからなかったし,一体どうなるのかとやきもきする.
少し時間が経ってからM氏から電話が入り,「大家が替わりの人を見つけた.今日の夕方6時以降か最悪明日の昼までに何とかする」とやや希望が持てる状況になった.替わりも人も相当忙しいみたいだ.あちこちでボイラーが不調なのかも知れない.
結局,待てども火曜日中には来ることはなかった.これが日本なら,来られないとの連絡くらいは入るだろうと考えると腹立たしい.
お陰で今朝は出勤はあきらめて自宅待機だ.すると9時頃にM氏から「あと30分くらいしたらSというテクニコが行くから」という連絡を受ける.本当に30分後に若い技術者を同行してそのSテクニコがやってくる.結果から言うと,ボイラーの下のつまみを回しただけで,再びボイラーが機能するようになった.大家とどんな話になっていたのかは分からないが,処置は5分も係らないで終わって,「水圧が弱くなったら,つまみを回すと水圧が上がるから(イタリア語なので想像)」というアドバイスをもらい,お金を受け取ることなく「Va buon natale(よいクリスマスを)」といって立ち去っていった.
それにしても,前のテクニコも,自分である程度対応できる簡単な仕組みなら,そう説明してくれればいいのにと思う.人によって対応がものすごく異なる.これがイタリアだ.
ところで,インターネットで「イタリア ボイラー 故障」と検索を掛けて見たのだが,いろいろな人の経験談が多数紹介されていることに気がついた.「イタリアの水道水はカルシウムを多く含んでいるから詰まりやすい」という新情報を得ることが出来たのが何よりだ.面白かったのは,何故かイギリスでのボイラー故障経験談も同時に多数ヒットし,そちらの状況もイタリア並みだということが分かったことである.このような問題に悩まない日本はやはりすごいと思う今日この頃だ.
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