2010年12月13日月曜日

ローマで教会廻り(3):Trastevere地区その1

先週の金曜日,朝から晴れていたのと,火~木の体調不良(デスクワークのしすぎと極度の運動不足が原因の重度の肩こり,クビや背中の筋肉の硬直が引き起こす頭痛と吐き気,割と恒例)が解消されたので,出勤前に教会廻りをすることにした.今回の対象はTrastevere地区にあるいくつかの教会だ.

教育省の停留所で8番のトラムを降り,まずは歩いてSan Pietro in Montorio教会に向かう.その途中でSan Cosimato広場と通過する.ガイドブックに平日午前中に活気のある朝市が出ていると書いてあったので立ち寄ってみたのだが,完全に期待はずれ(冬だからか?).仕方ないので,Gianicoloの丘の上にある教会まで足早に歩く.サインがないので,階段があることも分からずに,くねくねした車道を延々と歩いて上るはめになる.それでも何とか教会に到着.他に観光客が2組くらいいた程度で空いている.

この教会は,中庭にある小さい聖堂が見所だそうだ.分かってみると簡単なのだが,入り口が分かりにくいので要注意だ.モザイクの床がきれいであったが,見所は建設当時としては革新的な建築様式そのものだそうだ.ここにある有名な絵画ははっきり言ってあまり映えて見えない.

次に,Santa Maria in Trastevere教会に向かう.これもTrastevereの細街路の奥深くにあるので,なかなか分かりにくい.これが下町Trastevere地区のいいところでもあるのだが.こんな奥深くにこんな大きな教会があるのかと,結構感動する.12世紀に大幅改修された建築に,18世紀に現在のファサードを付けたようだ.光線の関係で,ファサードを特徴付けているモザイクがあまりよく見えなかった.基本的には夏に見るべきだったかも知れない.床のモザイクも見所なのだが,その上に補助の長いすがたくさん置かれていて,きれいな姿を見ることが出来ずやや残念.このモザイク,ローマ内の多くの教会で見ることができるが,コズマーティ様式と言うのだそうだ.内装のイメージとしては,やや小さい,やや派手さのないSan Giovanni in Laterano教会といった感じだろうか.見学は20分もあれば十分だろう.

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