2011年2月27日日曜日

やっとバチカン博物館に行く

昨日,ついにバチカン博物館に行くことになった.バチカンには子供達を連れて行きたかったので,必然的に週末になる.日曜日は最終日曜日の無料デー以外は休館なので,土曜日しかあり得ないのだった.今日は無料の日なのだが,まあ混んでいるだろうから子供連れには厳しいだろう.

12年前の新婚旅行でももちろん来ていたのだが,この時は事前予約制度なんかなかったと思う.そのため入場までに並んだ記憶があるのだが,今回はインターネットで事前予約である.本当に便利な世の中になった.ここでも事前予約料をバッチリ取られる.

13時からの予約で,12時40分には現場に到着.さぞかし並んでいるのかと思いきや,全然入場待ちをしている人がいない.これは空いている.翌日が無料だし,2月だからあまり近隣諸国からの観光客がいないのだろう.はぁ,事前予約料がもったいなかった.ちなみに日本人は多かった.ほとんどが大学生だろうが,バチカンに限らず,ローマ市内ではここ一週間くらいあちこちから日本語が聞こえてくるのだった.

いよいよ入場,一応入場可能な部屋は全て足を運んだが,もう圧倒的な展示品数に「もうやめてくれよ」と言いたくもなる.空いていたので,3時間もかからなかったのがせめてもの救いだ.終わった時にはひどい腰痛である.

やはり混んでいるのはラファエロの間とシスティーナ礼拝堂.ラファエロの間はそんなに感動しなかった(やはりフレスコ画は見栄えの点では不利だ)のだが,システィーナ礼拝堂は素直にすごいと思うしかない.静かに見ようとしても騒がしいし,誰かが写真を撮る度に係員が大声で注意するのも大変耳障りである.写真を撮る不届き者は国籍を問わないのだが,本当に止めてもらいたい.だいたい,美術品の写真を撮っても,その後ほとんど見ないし,第一鑑賞に堪えるほど上手に撮れないのだから.ちなみに,個人的に一番感動したのは地図の間だ.

途中のPizzeriaで遅いランチを取ったのだが,これがイタリアで食べたピザの中で最も最低のものだった.クラッカーのチーズのせといった感じだったが,観光客もバカにされたものである.

博物館の後は,もう一度サンピエトロ大聖堂を見て,Navona広場近くのカラバッジョ三部作のあるSan Luigi dei Francesi教会に入る.この三部作はある礼拝堂の三面に飾られているのだが,その前だけものすごい人だかりだ.暗いので,実はあんまりよく見えないのがちょっと残念だ.もともと暗い絵なので,鳥目の私には真っ暗である.

さて,明日から一週間海外出張なので,次の更新は3月6日以降になります.

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