こちらでやろうと思っていて,なかなかふんぎりがつかずにやっていなかったことの一つに散髪があった.ここまでは二回の帰国時に日本で散髪を行って,髪の毛が増えてきたら,日本から持ち込んだバリカンで髪をすいてもらっていた.
しかし,最終帰国から既に三ヶ月以上経ち,髪の毛の量が我慢ならないレベルまで達していた.ついに禁断のイタリアの床屋に行こうかと一瞬考えたのだが,誰に聞いてもいい印象がないので,日本人が開店している美容室にお世話になることにしたのだった.
電話で2/4金曜日の夕方に予約を取る.その日はまた肩こりから来る頭痛に悩まされ,朝から休養していたのだが,髪を切りたいという欲求が頭痛に勝ち,何とか美容室に向かう.
トレビの泉の側にある美容室に入店.日本人二名とイタリア人一名が働いている.その時パーマをかけていたお客さんはイタリア人のようだ.髪を切ってくれる女性の店長は十二年イタリアにいるらしく,客と流ちょうなイタリア語で話をしている.
美容室なので最初に髪を洗う.その後にいよいよ待ちに待った散髪だ.髪を切ってもらいながら話をする.「イタリアの床屋を是非試してみたかったんですけど,結局ふんぎりがつきませんでした」と言うと,店長は「行かない方がいいと思います」と答えた.やはり多くの人が不満を持っているように,決して思い通りの髪型にならないのだそうだ.
ばっさり髪を切ってもらって無事思い通りの髪型に.これでもう散髪の心配をしなくて良い.最後に肩を入念にマッサージしてくれて,しめて20ユーロである.金曜日はたまたま男性の割引の日で通常は25ユーロだそうだ.それでも安い.
0 件のコメント:
コメントを投稿