2011年2月10日木曜日

ついにナポリへ(1)

1月最後の週末,ついに家族でナポリに向かうことにした.私は9月に出張で行っていたのだが,たった一泊だったし,ワークショップで一日つぶれていたので,観光らしい観光をしていなかった.

ナポリと言えば「ナポリを見て死ね」という素晴らしい景観が思い浮かぶのだが,現在はゴミである.10月末にゴミ処理場建設問題がこじれて,ゴミの運び先がなくなり,街中に回収されないゴミが溢れるという騒ぎになったのだ.ナポリを後回しにしたのはそのためである.最近は街中は問題ないとの情報を多数から得ていたので,満を持して旅行することにしたのだった.

ローマからナポリは車で2時間で本当に近い.街中の交通流はものすごい状態だと常々聞いているのだが,あいにく土曜日で大したことはなくてやや残念といったところ.問題は駐車場.路上駐車は何をされるか分からないので,駐車場付きホテルは必須である.早々にホテルにチェックインして機械式駐車場に車を入れてしまい,市内は徒歩と公共交通で観光だ.

この時点でもうお昼に近い.ナポリと言えばピザということで,有名なピザ屋のダ・ミケーレで名物のマリナーラとマルゲリータ(実はこの二種類しかない)を注文.ボリューム満点で値段も安く大満足.


ピザ屋を出た後にスパッカナポリを練り歩く.例えばフィレンツェと比べると同じイタリアなのかと思ってしまうくらい下町感が溢れている.細い路地には,集合住宅の窓から物干しがニョキニョキ出ていて,ヨーロッパらしくない.一瞬,途上国のような感じを受ける.この狭い空間で,車は申し訳なさそうに走っているのだが,オートバイは我が物顔である.ここでの主役は明らかに後者のようだ.

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