2011年2月12日土曜日

ついにナポリへ(3)

翌日曜日,朝からあいにくの雨である.この日の目玉は地下探検だった.昨年9月の出張時に私は経験している(ブログにも既に書いている)のだが,子供達を連れて行くとさぞかし喜ぶだろうと思っていたのだった.

スパッカナポリの中央部にNapoli Sotterraneaの受付がある.日曜日は10時からなのだが,10時になっても受付が開かない.まあイタリアだからと思っていると,数分後にスタッフがゲートを開けにやって来て思わずホッとする.雨が降っているから少し早く開けてあげようなどとは決して考えないのだった.

ゲートが開いてもどこで受付をすれば良いのかが分からない.最初にイタリア人グループがスタートしていった.「英語ツアーはもうちょっと待って下さい」と言われたので,その通りにしていると,ようやく英語ツアーが始まる.最初にお金を払い(四人で30~40ユーロの間だったかな?),地下空間ではなく劇場跡空間の見学からスタート.ちなみに,ガイドはしっかりとした英語を話すので安心だ.


劇場空間の後に,ようやく地下空間へと降りておく.ガイドの説明によると,地下の岩盤を削りだして地上にナポリの原型となるネアポリスがギリシャ人によって建設され,その後,空いた空間が19世紀くらいまで貯水槽として使われ,その後はゴミ投棄場になったり,第二次世界大戦時には防空壕として利用されたという経緯のようだ.


人一人通るのがやっとの細い地下道をローソクの火だけで歩かせてくれるのだが,なかなかいいアトラクションだ.子供達はスイスイとこの空間を抜けて行ってしまうので,全然追いつかない(笑).100mくらい歩かされて,最後に貯水空間に辿り着くが,地底湖のような趣があって素晴らしい.これでツアーは終了だ.

本当は美術館も見たかったところだが,子供達もいたのでこれは断念して,ナポリを後にしてローマに向かう.

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