2011年1月15日土曜日

モザイクツアーが堪能できるRavenna

San Marinoの翌日はRavennaへ向かう.拠点としたRiminiからは車で1時間もあれば到着できる.Ravennaは西ローマ帝国崩壊後に現イスタンブールを拠点としていた東ローマ(ビザンチン)帝国のイタリアの拠点だった.そのお陰で,キリスト教は背景としたビザンチン文化が花開いた街だ.

Duomo側の大型駐車場に車を泊め,早速主要観光施設を巡る.Duomoを見た後に,その横にあるNeonianoの洗礼堂に入る.見所は天井と壁面に展開する紺を基調とする壮大なモザイク画である.これらは色ガラスを丹念にはめ込んで出来ており,至近距離ではなく遠くから見ると本当に美しい.

次に向かったのはやはりDuomoに隣接するMuseo Arcivescovile,大司教の博物館だ.ある部屋の天井に立派なモザイク画が展開する.これも確か紺色基調だったかな? 残念ながら写真撮影は禁止だった.その他は,通常のよくある古代の出土品や中世以降の美術品を展示した博物館だ.

次に向かったのはSan Vitale教会とその敷地内にあるGalla Placidia廟だ.Duomo地区からは歩いて10分くらいだ.教会は後陣のモザイク(緑基調),廟は天井・壁面に展開するモザイク(紺基調)である.

ここまででも十分にお腹いっぱいだが,まだまだモザイクがある.次の目的地へは目抜き通りを通過する.その途中で惣菜屋でRavenna名物のPadina(分厚いピザ生地のサンドイッチといえばいいか?)をテイクアウトして食べ,お腹も満たされる.

次の目的地はSant'Apollinare Nuova教会だ.これはSan Vitale教会から15分くらい歩くだろうか.ここは黄緑色のモザイク.とにかく,Ravennaはモザイクづくしである.そんな人がいるとすればマニアにはたまらない街だ.

もう一つ見事なモザイクがある教会があるのだが,車でないと難しいだろう.我々が車なのでもちろんそこに向かう.隣町ClasseにあるSant'Apollinare in Classe教会である.結論から言うと,ここのモザイク画一番素晴らしかった.これまで来て見たものとは格段に鮮やかさが違う.最後に良いものを見た.

ここまでで5時間くらいだっただろうか.一日あれば十分堪能できる街である.

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