ここのところ非常に忙しくて,なかなかブログ更新が進まない.もう1月も24日を過ぎているのに,ようやく年明けのことを書いている.何と一週間ぶりである.
年明け第一の旅行先はミラノである.1/2の夕方に到着して,その夜は運河近くのレストランで食事.翌日一日でミラノを観光するという強行スケジュールである.ミラノの見所の一つと言えば世界遺産の「最後の晩餐」だが,これは事前予約制でアクセスしてみた時には,既に予約枠がなくなっていた.まあ新婚旅行時に見ているし,フレスコ画は実物は今ひとつという感覚なので,よしとすることに.
運悪く1/3は月曜日で,結構な数の施設が休館である.それでも肝心のDuomoは見られるし,子供もいるので,博物館,美術館系はそもそも受けが良くない.最初に向かったのは,個人的に是非見てみたかったSant'Ambrogio聖堂.4世紀後半のローマ帝国末期で皇帝テオドシウスに対して大きな力を持っていたキリスト教の大司教でミラノの守護聖人のアンブロージョを祀った聖堂だ.大きさは大したことはないが,美しいロマネスク様式の建築で,個人的には好きな聖堂の一つだ.
次に向かったのはSforzesco城.残念ながら中の博物館は休館だったが,外観,中庭と隣接する大きな公園を散策しながら見学する.
ここからDuomoに向かうが,その途中でVittorio Emanuele IIのガレリアを通過する.ここは日本で言うアーケード付きの商店街という所だが,その美しさは見事である.見るのは二度目だが,初めての時も日本の商店街もこうならないものかと思ったものだ.
メインディッシュのDuomoはガレリアの隣だ.まずは中に入る.大きな建築物を支える柱が林立し,多くのステンドグラスがやや暗い内部のアクセントとなっている.内部は撮影禁止のはずなのだが,みんな気にせずフラッシュ付きで写真を撮りまくっている.最初はそれらを冷ややかに見ていたのだが,それを見ている係員も何も言わないので,最後はついにカメラを手にとって撮影に加わることにした.
このDuomoは,はやり屋上に上らないと来た意味がないだろう.階段とエレベータがあるが,もちろん階段にチャレンジ.これはそんなに大変でなく,程なく屋上に到着.Duomoの外装を彩る尖塔が林立する様子は圧巻だ.一本一本でも芸術的なのだが,それが100本以上もあるのだ.
Duomoの後は適当にウィンドウショッピングを兼ねて(イタリアのバーゲンSaldiはまだ始まっていない)街を散策して,ミラノ観光はあっさり終了だ.新婚旅行の時も四大都市ツアーで一番印象に残らなかった街で,今回もその印象を払拭できなかった.(子供達はきれいなミラノが好みのようだが)つくづく赴任がミラノでなくローマで良かったと感じた.
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