2011年1月26日水曜日

再びフィレンツェへ

1/5夕方にフィレンツェ郊外の四つ星ホテルにチェックイン,夜は有名レストランで牛肉と赤ワインを堪能.トスカーナは本当に食事が美味しい.

翌1/6は,10月にフィレンツェを観光した時に行けなかった施設をつぶすことにした.子供達が「前回登らなかったからGiottoの鐘楼に登りたい」と言っている.これはDuomoの脇にあり,そのクーポラより少し低い高さまで登ることが出来る.前日もボローニャで塔に登っているし,正直言って辟易していたのだが,子供達のごり押しに負けて,登頂を決意する.この日は年に数日しかないクーポラが休みの日なので,混雑しないうちに朝一番で最初に登っておくことにしたのだ.

この鐘楼も400段以上ある.途中に踊り場が三箇所くらいあったと思うが,それぞれで小休止して頂上を目指す.途中で鐘が鳴り,そのものすごい音量にびっくりしたがやはり感動するものである.踊り場の一部に大きな穴が空いていて,そこに金網が張ってある.そこから下を見ると,少し足がすくむ.階段の歩幅が狭いので,螺旋階段部分は非常に歩きづらいので要注意(下りは足も疲れているし,転びそうで怖い).

やがて頂上に到着.ここの眺めもクーポラに引けを取らない.しかも,誰もいないクーポラという珍しい写真も取ることが出来た.

次に向かったのはAcademia美術館だ.ここはミケランジェロのダビデ像が有名だ.このコピーは市内二箇所で既に見ているが,今回はようやくオリジナルを見ることが出来た.実物は想像以上に大きくてびっくりする.ガイドブックに載っているこの手の作品の写真は,そのスケールを感じることが出来ない.

次に,前回は休館日だったPitti宮.ここは美術館コースと庭園コースを選ばなければならないが,もちろん美術館コースだ.美術館では,たまたまカラバッジョ展も同時に見学することができた.美術は明るくないが,そんな私でもカラバッジョの作品は素晴らしいと感じる.難点は,子供に見せるには絵の内容がえぐい(ナイフで切り落とした生首を持っている絵など)ことか.

美術館に来たかった理由は,内部のPalatina美術館にあるラファエロの「小椅子の聖母」を見たかったからだ.長い見学コースの終わりの方でご対面.想像通り,これまでたくさん見てきた聖母子の絵の中では,一番映えて見えたので感激.

夜はホテル近くのレストランで,やはりトスカーナ料理を堪能.あと二ヶ月を切った滞在でもう一度このエリアに来たいのだが...

0 件のコメント:

コメントを投稿