2011年1月10日月曜日

驚きのセルフガソリンスタンド in Bologna

1月5日,この日は冬休み後半の旅行のほぼ中日で,3泊したMilanoから2泊するFirenzeに移動する日だった.その途中で,まだ足を運んでいなかったBolognaに立ち寄ることにした.この様子はそのうち書くことになると思う(旅行記もなかなかに時間がかかるもので...).

今回の話題は,Bologna観光を終えてFirenzeに移動する途中で起きたちょっとしたハプニングである.その時のガスの残量では高速道路の途中で給油しなければならない状況だった.BolognaとFirenzeの間は約100kmで,山間地を通り抜ける(東名高速の大井松田-御殿場間のような線形が80kmくらい続く)ので,サービスエリアも少ないし,燃料も高めである.これは絶対Bologna市内で給油しておくべきだろう.

ディーゼル(ちなみにイタリアでディーゼル何と"Gasolio"と表記してある)の表示価格をチェックしながら,これまでに見送ったスタンドよりも結構安かった所に立ち寄る.今にして思うと安い理由があったのかもしれない.

有人サービスの給油スタンド前で車を停止させる.すると店員がいて,「午後3時まで休みだから,セルフでやってくれ」と言われる.「こんな所まで昼休みがあるのか」と思いながら,仕方なくFai da te(英語でいうとDo it yourself)のスタンドに動かして,給油開始.セルフはスタンドによって入金・返金方法,入金が先か後かが全然統一されていないので,今回もややまごついていると,その店員が,「先にお金を入れるんだ」と教えてくれる.

満タンにすべく50ユーロ2枚を投入し(ちなみにイタリアではディーゼルがリッター1.3ユーロ,無鉛ガソリンで同1.4ユーロくらいだ),いざ給油開始.すると,満タンにならないうちに途中でそれ以上給油できなくなる.このようなトラブルはまず原因は不明だ.仕方ないので,給油ノズルをスタンドに戻す.

今度は返金方法が分からない.すると店員がやって来て,「あそこにレシートが出てるから,これをレジに持って行ってくれ」と教えてくれる.レジのある小屋を見ると閉まっている.何と「午後3時にならないと開かないよ」と言うではないか.時計を見ると午後2時40分だ.数ユーロくらいなら捨ててしまうところだが,70ユーロ近いお釣りなので,是が非でも受け取らなければならない.

結局,予定よりも10分早く店を開けてくれたので10分のロスで済んだ.しかし,これが昼休みに入った直後くらいの時間の出来事だったら,2時間は待つことになるところだった.イタリアのセルフスタンド,ここもやはり一筋縄ではいかない.

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