2010年6月1日火曜日

Tivoliへ行く(2)

全体模型を確認した後は,壁面をくぐってポイキレと呼ばれる回廊がある.中心に縦長の池があり,鴨が水面を優雅に進む.ここから南に進む.次はお約束の浴場シリーズ.大小の2つが隣接している.その先にカノプスと呼ばれる池とエジプト神殿のエリア.池の周りの木陰の下にベンチがたくさんあるので,ここで小休止すべし.また,神殿内部は涼しい空気が流れているので,ここも小休止には最適だ.

来た道を戻ってポイキレに戻り,ここから東に展開する.野外オペラのための櫓が組んである商店・倉庫エリア,養魚池と抜けて,皇帝の宮殿と黄金広場に出る.この辺になると,Ostia Anticaの時と同様にそれぞれの遺跡が同じように見えてくるので,やや飽きが来る.東部エリアは木陰が少ないので,炎天下ではきついだろう.先にこちらを見た方がいいかもしれない.

再び入り口方面に戻る.途中で図書館や食堂のエリアがあるが,これはスキップ.ポイキレの北東部にある島のヴィッラはなかなかきれいだし,その横の哲学者の間はスケール感があって,これまでの飽き飽きした感覚がやや薄れる.最後に入口付近にあるギリシャ劇場を一応見るが,これは修復されていないので,余り劇場という感じがしない.

これでVilla Adrianaを後にして,ローマから続くVia Tiburtinaを通って斜面上にあるTivoliの街へ向かう.次に目指すのはVilla d'Esteだ.ここは車では大変行きづらいようなので,街中にある駐車場に泊めてから徒歩で向かった方が良い.今回はランドマークとなる小城のようなRocca Pia近くの立体駐車場を使った.ここから旧市街を抜けてVilla d'Esteに向かおうとするが,この旧市街は起伏がある狭い街路ネットワークで,地球の歩き方の地図しかなかったのであっという間に現在位置が分からなくなる.案内サインもあまりない.それでも何とかVilla d'Esteに辿り着く.続きは次回.

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