ローマ市内で有名な都市公園としてVilla Borgheseがある.スペイン階段やポポロ広場に隣接する丘上に展開している.有名なボルゲーゼ美術館や動物園もあるし,そのローケーションは最高だ.4月に動物園に行った時に中を通っただけだが,なかなか雰囲気の良さそうな公園だったと記憶している.しかし残念ながらこの公園は自宅から遠いので,なかなか足を運ぶチャンスがない.
そう思っていたある日,ランチを共にした研究所の女性スタッフが「私はVilla Doria Pamphiliが好きでお薦めなんだけど,もう行った?」と口にする.それが何か確認すると都市公園だと言う.「例えば子供とサッカーなんかは出来るスペースはあるの?」と行くと,「もちろん」とのこと.そのスタッフはTrastevereに住んでいて,自宅近くのこの公園をよく散策するようだ.地図で確認すると,確かにTrastevereの西側に大きな緑地空間がある.Googleの航空写真で見ると,この空間の東側は庭園風,西側は草原風の趣だ.
この前の日曜日,午後の暑さのピークを過ぎてからこの公園に行ってみることにした.庭園風のところに行っても子供達はつまらないだろうから,草原風のエリアへサッカーボールを持参して出発.バスを乗り継いで,Via Leone XIIIにあるバス停で下車.近くにある門を入ると,やがて滑り台,ブランコなどがあるいわゆる児童公園を発見.子供達はローマに来てからこの手のものに飢えていたので,これだけで満足だろう.もちろん,持ってきたサッカーボールでも十分に楽しんだ.
少し離れたところで,凧を揚げているおじさんがいる.そばにはたくさんの凧が置いてある.なるほど,凧売りがデモンストレーションをしながら売っているのだ.ああいうものを買って欲しいと親にせがむのは万国共通,数十分見ている間に3つも売れている.ローマにいると,どこででも商売できるんだと思う.東京の日比谷公園や井の頭公園ではこんな商売できません.
今回は残念ながらこの児童公園の一角だけの体験だ.また来ることがあると思うので,公園内の別の場所は別の機会に紹介したい.ちなみに,この日の夜はTrastevereの有名ピザ屋でピザを堪能しました.
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