子供達の通う日本人学校は先週の金曜日に終業式で,この週末から夏休みに入っている.イタリアの小学校は6月中旬から夏休みに入っているので1ヶ月遅れだ.一学期最後の重要イベントとして,体験学習なるモノがあったようだ.日程は3日間,内容は学年によって異なっていて,小学部1~2年生は泊まりはなし(パターン1),小学部3~4年は1泊(パターン2),それ以上の学年は2泊である(パターン3).
パターン1では,初日は食材を近くで購入してきてサラダを作り,小学部3~4年が作るカレーと共に昼食会,二日目はフィールドアスレチック,三日目は農場見学とクッキー作り,といった内容.イタリアの自然を楽しく経験させることに終始した内容だと理解する.
パターン2では,初日はカレー作り,二日目はバスでちょっと離れた湖に行き,小学部5~中学部3年に合流してスイミング等の活動,夕方にチームに分かれて劇などの出し物をして,宿泊施設に宿泊.三日目は陶芸教室で陶芸という内容.小学校中学年にしては様々な要素が組み込まれていて,結構きつかったのではないだろうか.
パターン3では,我が子がいないのでよく分からないが,初日から宿泊し,二日目はパターン2と同じ活動,三日目はグループに分かれてランチの選択を含めた自由行動,といった内容だったらしい.
ローマに来たばかりの頃からうすうすと感じていたのだが,この日本人学校の学年を超えた縦割り活動の充実ぶりには大変感心する.また,教職員の力の入れ方にも同様に感心する.40人強の生徒数に対して教員が10名程度なのだから,指導の密度が大変濃い.これは大都会の小学校では決してまねできない.我が子達はいい経験をしてくれたと思っている.この体験学習以外にも,これまでに清掃工場の見学,Pizzeriaでのピザづくり,メルカート見学,イタリア語でジェラート購入,イタリア語で果物購入など,いわゆる総合学習科目の時間は,聞いていても楽しそうな活動で溢れている.
それにしても,子供達には夏休みにこれ以上の体験をさせないと,彼らの宿題の成果に支障が出そうだ.みんなイタリアらしくVacanzeに繰り出すようだ.我が家はどうするか...
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