サッカーのワールドカップもいよいよ終盤戦だ.我が日本はもちろん敗退しているが,ディフェンディングチャンピオンのイタリアもなぜか日本よりも早く敗退してしまっている.実は,イタリアがF組1位で,日本がE組2位だと,ベスト16のゲームで対戦というところだった.密かに期待していたのだが,5月くらいの日本代表のごたごたぶりを目の当たりにして,「この対戦は絶対に実現しないな」と思わざるを得なかった.しかし,本番で日本は持ち直してE組2位で通過したにも関わらず,肝心のイタリアが何とF組最下位.なかなか上手くいかないものだ.
たまたま先週に日本に帰っていたので,ベスト8をかけたパラグアイとの戦いは日本のテレビで見ることができた.放映予定のチャンネルでは,試合開始2~3時間前から特番が組まれ,どうでもいいタレント達が勝手に盛り上がっていた.結果はPK戦での敗北だったが,終わった後の番組では,「よく戦った! 感動した! ありがとう!」というような雰囲気に包まれていた.しかし,どんなにがんばろうと負けは負けだし,目標はベスト4だったはず.これに到達しなかった原因を徹底的に追求してもいいのではないかと思った.まあ,これらはいつものことだ.このままではしばらくベスト16の壁は越えられないだろう.
さて,イタリアはどうだったか.試合もあっさりと負けたが,放送(試合前,後の特番なんかは当然無い)や試合翌日のニュースなどでの取り扱いも日本と比べるとあっさりしたものだ.予選リーグなんかは通過して当たり前だと思っていたのだろう.それでも,先々週の24日に参加した国際会議では,セッション会場でイタリア対スロバキア戦を見るために,プログラムがわざわざ変更になったように,それなりの関心はあるのだ(それにしても敗北した後のセッションはかわいそうだった).
イタリア代表はもう総スカン状態だ.監督や代表選手はしばらく街を歩けないのではないか.このような厳しさがあるからこそ,強豪国なのだし,なれるのだろうと思う.我が日本代表は,関空に到着後非常に英雄扱いである.やれやれ.
0 件のコメント:
コメントを投稿