2010年4月11日日曜日

住居の様子

到着翌日,あらかじめ決定しておいた住居に入居.これは子供たちの通う日本人学校のご厚意で押さえておいたものだ.しかし,大家は休暇で旅行中で,契約は戻ってきてからとのこと.それまでは勝手に使っておいてねということらしい.また,長期滞在ビザがとれなくても気にしないらしい.ここら辺の適当さはイタリアらしいのだろう.何とも鷹揚な大家でめでたしめでたし.ただし,「口は出さないが何もしてくれない」とのことで,この先どうなる事やら.

住居はローマの南西部郊外に位置する.Trastevere駅からバスで15分ほど行った停留所で降りて徒歩5分.近くに地下鉄はなく,車がないとやや不便か.それでも近くには小さい割に品ぞろえのあるストアー,野菜や果物を大変安く売っているFrutteriaがある.肉と魚以外は徒歩2分圏内で揃うようだ.

部屋は80平米で電気,ガス代を除いて1200ユーロ/月.「金がない」と言ったらおまけしてくれた.大変ありがたい.一応バスタブはあるのだが,使いずらいのでおそらく退去するまで使わないだろう.朝晩のシャワーはまだ寒い.冬になったらとんでもなくつらいシャワーになるのだろうと思うと,やや憂鬱.リビング,主寝室,子供部屋も大変満足いくレベル.ベッドにあこがれていた息子たちは大変喜んでいる.ベランダは3方向(ただし南にはない)にあり,それぞれ大変広い.周囲の家々では,この広いベランダに花や観葉植物,プランターなどが競うように置かれている.

それにしても住居には必要な家具のほとんどが揃っている.この点は日本とは異なるところで,持ち家を持たないライフスタイルから来ているのだろう.そのうち誰かに確認してみたい.先日外出する時に隣の住人がドアを開けて,我々を部屋に入れてくれて,コーヒーをごちそうになった.部屋を見せていただいた(勝手に案内された)が,どうやら勝手にリフォームしていて,我々の住居とはかなり様相が異なっていた.退去する時もきっと原形復旧する義務はないのだろう.この隣人は犬も飼っていた.犬がやや苦手の私としては悩ましいところだ.

電話もインターネットもいきなり使えたし,調理道具も一通り揃っている.生活用品を買い足せば早くも通常モードの生活ができる状態だ.これはうれしい.

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