2010年10月25日月曜日

子供達の言語上達の早さ

先週の土曜日に,日本人学校で文化発表会があった.小学部3年生以上は,日本語で演劇をしたり,課題を発表したりしていたのだが,小学部1,2年生は,イタリア語で「はなさかじいさん」を演じるというのだ.しかも演技しながら30分近くも行うのだ.

最初これを聞いた時に,「いくらなんでもちょっと難しいんじゃないか?」と思っていた.1年生の我が家の次男は,本番の一ヶ月くらい前に,学校からCDを渡されて,それを聞きながら台詞を覚えていた.しかし,最初は悪戦苦闘していた.

それでも,練習する内に,きちんと覚えるものなのだ.しかも私なんかよりも格段に発音がいいので,ちょっとうらやましくなる.40歳から覚えるイタリア語は,その話し方は完全に日本語的だ.本人は必死で強弱やアクセントを付けているつもりなのだが,聞いている方は日本語的のっぺりな話し方に聞こえているはずだ.

さて,本番.1,2年生で10人,誰かは失敗したり,緊張して台詞が出てこなかったり,といったアクシデントがあると思っていたのだが,我が子を含めて,誰も一度もとちっていなかったのには,感心を通り越してあきれてしまった.発音やアクセントも素晴らしい.やはり発音に関しては,小さい頃からやればそれなりになると実感してしまった.

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