先週末の日曜日,子供達の通う日本人学校は,毎年恒例のバザーを開催した.何でも,幼稚園の運営にとってその収益は重要なのだそうだ.
バザーは午前11時前から午後3時過ぎまでで,小学部・中学部は焼き鳥とゲーム,幼稚園は飲み物,日本語補習校は何の担当だったか忘れたが,いくつかの日本食レストランや豆腐店,あるいはジェラート屋まで出店して,結構な賑わいであった.指圧コーナーまであったのには驚きだ.日本人会の企業から出してもらった景品をベースに,結構な当たり本数になる宝くじもやっていた.非常に力の入ったイベントである.
我々夫婦は焼き鳥班に配属となり,家内は二日前の金曜日に朝から夕方まで下準備に駆り出されている.当日朝は売り物となるおにぎりを自宅で決められた量を握り持参しなければならず,母親は結構大変なようだ.父親は当日に下準備の整った焼き鳥やフランクフルトを炭火で焼いたり,そのための炭おこしをしたりするだけだ.当日は幸い涼しい晴天だったので,めちゃくちゃ汗をかきながら焼くという状況ではなかった.
それにしても来場する近隣住民や親の仕事場のイタリア人スタッフの多いこと.朝,学校に向かって歩いていると,通りかかったおばあさんが「後で行きますよ(最近はこのくらいのイタリア語は何となく分かるようになっている)」と声をかけてくれた.あまりの人の多さで本当に来てくれたのかは確認できなかったが,かなり地元に根付いたイベントであることは間違いないようだ.楽しみにしている人が多いらしい.
ちなみに,焼き鳥屋は正午を迎える前に長蛇の列で,午後1時頃には完売状態だ.(我々はいないが)来年はもっと用意しておいた方がいいかもしれない.焼いているお父さん達はイタリア人にとって格好の撮影対象である.一方,涼しかったせいもあり,飲み物を売っている幼稚園は残念ながらやや苦戦だ.運営費は大丈夫か...宝くじもイタリア人の購入者も多いようで,抽選会は日本語とイタリア語の両方で行っていた.
やや残念なのは,仕事をしていたせいもあるが,せっかく来てくれたイタリア人とほとんど交流できなかったことだろうか.お互い言葉が分からなくてもいいから,何か一緒に出来るイベントがあってもいい気がした.
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