2010年8月14日土曜日

車上荒らしに遭う

さて,数日前のブログで予告した車のトラブルである.タイトルにあるとおり,見事に車上荒らしに遭遇してしまった.

8/8の日曜日,もうこの夏恒例となった泳ぎに出かける.行き先はもう三度目となるTorvaianicaだ.二時間もいればいいと思い,午後からゆっくり出かける.海岸に並行する通りは路駐で一杯なので,少し離れた場所に路駐した.

泳いで戻って来ると,サイドガラスが一枚割られている.ただし幸いなことに,付属的な小さい固定窓の部分だったので,修理は簡単そうだ.後部座席には犯人のものと思われる足跡がうっすらと見え,背もたれを倒してトランク内まで物色した様子がよく分かる.幸い,窓ガラス以外の被害はなし.

怒りで頭が真っ白になる.応急処置をして自宅に戻るが,保険の関係で警察からの証明書が必要かも知れない.私だけ急遽現場に戻り,近くの警察を探す.途中で立ち話している警官から警察署の場所聞いて出頭.しかし,閉まっていてインターホンによる対応だ.もちろん英語など通じるわけもなく,まだ立ち話していた警官の元に戻って事情を説明すると,「窓ガラスが割られたくらいでは被害届を受け付けないと思う.別にものは取られてないんだろ?(イタリア語なのであくまで私の理解)」と言うではないか...

仕方ないので自宅に引き返し,ルノーユーロドライブの事故対応センターに連絡すると,英語できちんと対応できてホッとすると同時に,「窓ガラスだけなら警察からの書類はいらない」と言われ,さらに安心.先に電話するんだった.ローマでの修理可能場所を聞き(センターは決して手配してくれない),翌日修理を依頼しに出頭する.

修理センターは,当然のごとく英語は通じないので,イタリア語筆談で対応.「保険は効かない」と言われたのだが,事後交渉だと思い,とにかく修理を依頼する.「明日午後12時半に受け取りに来てくれ」
と言われ,想像以上の早さに少し感激する.

事故対応センターにアクシデントリポートを送ってあったので,自宅に電話が入る.曰く,「警察の事故証明は取れないのか? そうだとすると,走行中に投石でガラスが割れたようにレポートを書き換えてもらえれば,保険は適用できる.これを修理センターからFAXをお願いして欲しい.その時にイタリア語の出来るスタッフが修理センターに状況を説明する」ということらしい.

翌日,修理センターに行く前に一時間前に事故対応センターに電話をして,「私が受け取りに行く前に保険から支払うことの話を付けておいて欲しい」と依頼すると,「できないから修理センターから電話を入れて欲しい」との一点張り.さらに,「アクシデントリポートは書き換えなくて良い.誰がそんなこと言ったの?」と言う始末.とにかく,人によって対応や話が違いことがよく理解できた.

仕方ないので修理センターに出頭.センターの電話を借りてフランスに国際電話をかけるが通じない.仕方ないので私の携帯で電話をして見るが,「五分後に修理センターにFAXを入れるから待ってて」と言われる.15分待っても全然FAXが入る気配がない.担当者も早く昼休みに入りたくてイライラしている.これは時間の無駄だと思い,実費を支払って修理センターを後にした.

いずれにしても窓ガラスは直った.この実費(200ユーロ弱)をどのように保険会社に請求するかが次の問題だ.想定される手間を比較すると,200ユーロはちょっとした授業料だと思ってしまいかねないくらいの金額だ...

明日から第二回目のバカンスに出かけるので,一週間ほどお休みします.

1 件のコメント:

  1. おお。それは大変でしたね。今後のプロセスの面倒臭さを考えると、200ユーロ払ってしまった方がいいかもしれませんね...

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