私はこれでベネチアは三回目だ.一回目は新婚旅行,二回目は一年半前に出張で来ている.そこで,ホテルを本島ではなくリド島で取ってみた.あるイタリア旅行のインターネット情報サイトでお薦めだったホテルだが,専門家が薦めるだけあってなかなか良かった.リド島は車もバスも自転車も走っているし,アドリア海に面していてビーチも多数展開しているリゾートアイランドなので,本島とは随分と趣が異なる.
空港からリド島へは船で行った方が圧倒的に便利だ.しかし一人13ユーロで4才以上の子供は大人と同額である.さすがに足下を見ている(笑).しかもこの船はとんでもなく遅い.両脇を水上タクシーががんがん抜いていく.そのたびに大きく揺れて,船酔いしやすい人は少々きついだろう.
観光のメインはやはり本島だ.ホテルにチェックインして,バポレット(水上バス)の停留所に向かう.チケットを購入する時に,料金を掲示している案内板の内容を見間違えて,無駄なチケットを買ってしまった.窓口でリファンドをお願いしたが冷たい目で断られ,こちらもやや切れ気味に.それでも仕方なく72時間有効の乗り放題チケットを買うことにするが,一人33ユーロ,もちろん9才と6才の我が子達も大人と同一運賃だ.ローマの公共交通は10才まで無料なのに...それにしても1回券が6.5ユーロとは何ともはや...ちなみに,この一年半の間にRFIDタグの運賃決済システムが導入されていた.ちなみにさすが国際的観光地,英語はかなり通じる.ローマもそのはずだが...
チケット入手後,まずはリアルト橋を目指す.この日の夕食は友人家族と共にする予定となっていて,そのレストランの位置を確認するためだ.それにしても本島のメインストリートから少しでも外れると目的地を発見するのが非常に難しい.目的のレストランを何とか発見して,次に徒歩でサンマルコ広場に向かう.そこはまさに人の洪水だ.聞こえる言葉は,英語,ドイツ語,中国語,日本語,韓国語だ.ここでも中国人は大変目立っている.ほぼイタリア語しか聞こえない生活が続いている身としては,何となくホッとする.続きは次回.
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