2010年8月28日土曜日

イタリアのフェリーを初体験(2)

さて,17時になりカウンターが開く.5番目くらいに並んでいたが,さくさくと進み自分の順番が回ってくる.インターネットチケットを見せると,「18時に車の積み込みを開始するから」とだけ英語で言われて,インターネットチケットをそのまま返却される.その後,他の乗客にも確認すると,インターネットチケットにバーコードかチケット番号が入っていれば,これがそのまま搭乗券になるということらしかった.ホント,Webにきちんと書いておいて欲しい.

17時半頃に桟橋のゲートが開く.入口ではインターネットチケットを見せるだけでOK.埠頭に指示通りに並んで乗船を待つ.係員がやってきてインターネットチケットを確認し,そこに部屋番号を直接書き込む.インターネットには車の船への運び込みはドライバーだけで,同乗者とは別々に乗船すると書いてあったのだが,これも違うようで,結局家族揃って車を乗船させることに.

車を止め,荷物を取り出していざ船室へ向かう.カバン数を減らすために大型のキャリーバッグにしたのだが,これが間違いで,駐車デッキからロビー階まで,エレベーターが使えず階段を昇らなければならない.いずれにしても6階のロビー階に到着し,今度はエレベータで船室のある9階に向かう.エレベーターホールで部屋の鍵を受け取り,いざ入室.部屋は狭いが,きちんとベッドが4つ入っている.窓がないのでやはり暗い感じがするが,どうせ一晩の辛抱だ.しかし空調がコントロールできず,半袖や短パンではものすごい寒い.乗船にはズボンと上着の着用が必要だ.

せっかくなので出航までに船内を見学する.土産物屋,Bar,リストランテ,遊興施設等,たった一泊にしてはもったいないくらいの施設の充実度だ.その後に屋上のデッキへ向かう.出航の様子を見ようとする人たちで既に混雑している.デッキから桟橋を見ると,船の大きさが一層よく分かる.これなら航行中そんなに揺れないだろう.18時50分頃,定刻より10分早く出航だ.出航してどんどん港や陸地から船が離れていく様子はなかなかにロマンチックだ.

ここまでくればリストランテで食事をして寝るだけだ.20時から船内のリストランテを予約し,食事を楽しむ.その後はパパ一人で屋上デッキのBarに向かい,ビールとつまみを片手にひとときを過ごす.22時にもなると屋上デッキはものすごく寒い.

翌朝,再び屋上デッキへ.心なしか湿気と暑さを感じる.カメラやビデオのレンズが曇る.これがシチリアの暑さか.到着予定時刻の9時を過ぎても港はまだ先に見える.結局40分遅れて到着,さすがにイタリアというところか.出船は非常にスムーズで,さっそうとPalermoの街に飛び出す.いよいよ楽しみにしていたシチリアドライブだ.

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