2010年8月13日金曜日

やっぱり名だたる観光地のベネチア(2)

ベネチア滞在初日の夕食は,あるイタリア旅行サイトに紹介されていたレストランだ.そこには「まだガイドブックには載っていません」という文章がある.私もそんなに人のことを言えないのだが,ついガイドブックに載っているレストランに入ってしまうものだが,そうすると必ず別の日本人グループを見かけて,ちょっと気まずい気分になるものだ.

友人家族と共にそのレストランに入る.予約はローマから入れておいたので,スムーズに席に案内される.食事を楽しんでいると,やはり日本人と思われるグループとカップルが複数入ってくる.手に持っているのはそのサイトのページをプリントアウトしたと思われる紙だ.ホント,観光情報案内でもインターネットの力は大きいと感じざるを得ない.今日では,情報がインターネット上にアップされた瞬間に,ガイドブック以上のプレゼンスを発揮するのかもしれない.

このレストランはベネチアらしくシーフード主体で,そのコストパフォーマンスは大変素晴らしかった.これまでベネチアは値段の割にまずいと感じていて,今回はいい意味でその誤解を打ち消してくれた.こんなことは滅多にないのだが,二日後の夜に再度予約を入れてレストランを後にした.果たして二日後に実際に来てみると,前回よりも多くの日本人グループが...

次の日は宿泊したホテルのフロントに,リド島でお薦めのレストランを聞いて,そこを予約してもらった.ここは運河沿いにテーブルが展開しているというロケーションが醸し出す雰囲気といい,味といい,素晴らしかった.幸い?,日本人も我々だけだった.今回の滞在では,ホテルから紹介してもらったレストランで外れはほとんどないように思う.それにしても運河には,多数のプライベートのボートがやってきて,「路駐」してレストランに繰り出していく.正直言ってかっこいい.


なお,これらのレストランでは完璧に英語が通じた.地元民の多いローマと違って,ここベネチアでは英語が出来ないと商売にならないのだろう.さすがに世界に名だたる観光地.

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