さて,いよいよ斜塔に昇る時がやって来た.高さが55mで側方に4.5mずれているので,垂直から5度弱傾いていることになる.斜塔の内壁に沿って螺旋階段が付いていて,頂上までの段数は300段弱のようだ.
階段は石で出来ており,中央部がやや削られてくぼんでいるので,個人的には歩きやすいと思う.昇りながら左右に微妙に傾いたり,妙に昇りやすかったり,昇りにくかったりするのは,慣れてくると大変面白い.途中のフロアーに強制的に立ち寄らなければならない.この間に,前の時間帯の入場者が入れ替わりで降りていくのだ.
このフロアーでは,どうしたら傾いている様子を写真に上手に収めることが出来るか,多くの人がトライしている.私が撮影した中で最も傾きが分かる写真を載せる.
ここで5分くらい滞在した後に一気に頂上を目指す.頂上部ももちろん傾いているので,柵を跳び越えて下に落ちてしまいそうな不思議な感覚になる.高所恐怖症のヒトはややつらいかも知れない.
10分くらい滞在すると,降りるように指示を受ける.傾きの方向によって妙に足に負担のかかる部分があるので,下りの方が要注意だろう.8歳未満(現地でもらった資料によれば,入場制限は9歳未満ではなく8才未満が正解でした)でなくても,小学校にさえ行っていればそんなに危険でないと思うのだが.
このPisaの斜塔では,史実は違うようなのだが,やはり鉄の玉と木の玉を同時に落としてみたくなる.これをやらせてもらうのに5ユーロくらいだったら払っても良い.先日のカラカラ浴場でも感じたが,修復費用を捻出するのに,もう少しがめつく商売してもいいのではないだろうか?
私,仕事の都合で1年間弱ローマに滞在することになりました.今までブログをやっている時間はまったくと言っていいほどなかったのですが,この際ローマで経験したことを記録として残しつつ,現地の最新情報を提供できればと考え,初めてブログに手を出してみました.
2010年10月12日火曜日
2010年10月11日月曜日
今度はPisaの斜塔に昇る(1)
10月初めにFirenzeに行ったことは既に書いている.Firenze自体は2日くらい滞在すれば主要な観光施設を巡ることが出来る規模だ.今回は2泊3日だったので,鉄道で1時間くらいで行けるPisaにも足を伸ばすことになった.
Pisaは今回で2回目である.前回は新婚旅行で,やはりFirenzeから足を伸ばした.当時はPisaの斜塔は倒壊の危険性があると言うことで,立ち入り禁止にして基礎工事をやっていたので,斜塔には昇っていない.
斜塔には,20分おきに最大30人くらいのグループで係員の誘導の下で入場する.予め日時を指定してインターネット予約しておくことが出来る.飛び込みで行っても空いていれば可能であるが,やはり週末はリスクがあるだろうから,やはり事前予約がお薦めだ.インターネット予約サイトが非常に分かりにくいので要注意だ.
斜塔には,9歳未満の子供は入場できないとの注意書きがある.我が家の次男は6歳なので,これに引っかかる.ブログでは,5歳でもごり押しで入場できたとか,やはり入場できなかったとか,様々な情報がある.予約サイトはカード決済が必要なので,覚悟を決め,次男も含めて人数分予約した.ちなみに入場料は一人15ユーロ,事前予約料は4ユーロだ...
当日,プリントアウトした事前予約証書を券売所で提示.予約時に本人確認のためパスポート番号の入力が求められるのだが,やはり提示を求められる.ここでは,同行者の年齢などのチェックは行わない.荷物はカメラやビデオ以外持ち込めず,指定場所に預ける必要がある.
さて,いよいよ入場だ.次男には年齢を聞かれたら9歳と言いなさいと指示してある.次男より15cm以上身長の高い9歳の長男には,これと整合するように11歳と言うよう指示(笑).二人とも背は高い方なので,たぶん大丈夫だろう.結果から言うと,年齢を聞かれることなく入場できた.これは例によって人によるのか,そうでないのかは不明だ.
さて,頂上部では4.5m傾いているという斜塔.その階段の昇り心地はどうだろうか? 続きは次回.
Pisaは今回で2回目である.前回は新婚旅行で,やはりFirenzeから足を伸ばした.当時はPisaの斜塔は倒壊の危険性があると言うことで,立ち入り禁止にして基礎工事をやっていたので,斜塔には昇っていない.
斜塔には,20分おきに最大30人くらいのグループで係員の誘導の下で入場する.予め日時を指定してインターネット予約しておくことが出来る.飛び込みで行っても空いていれば可能であるが,やはり週末はリスクがあるだろうから,やはり事前予約がお薦めだ.インターネット予約サイトが非常に分かりにくいので要注意だ.
斜塔には,9歳未満の子供は入場できないとの注意書きがある.我が家の次男は6歳なので,これに引っかかる.ブログでは,5歳でもごり押しで入場できたとか,やはり入場できなかったとか,様々な情報がある.予約サイトはカード決済が必要なので,覚悟を決め,次男も含めて人数分予約した.ちなみに入場料は一人15ユーロ,事前予約料は4ユーロだ...
当日,プリントアウトした事前予約証書を券売所で提示.予約時に本人確認のためパスポート番号の入力が求められるのだが,やはり提示を求められる.ここでは,同行者の年齢などのチェックは行わない.荷物はカメラやビデオ以外持ち込めず,指定場所に預ける必要がある.
さて,いよいよ入場だ.次男には年齢を聞かれたら9歳と言いなさいと指示してある.次男より15cm以上身長の高い9歳の長男には,これと整合するように11歳と言うよう指示(笑).二人とも背は高い方なので,たぶん大丈夫だろう.結果から言うと,年齢を聞かれることなく入場できた.これは例によって人によるのか,そうでないのかは不明だ.
さて,頂上部では4.5m傾いているという斜塔.その階段の昇り心地はどうだろうか? 続きは次回.
2010年10月8日金曜日
Uffizi美術館で思ったこと
UffiziはFirenzeを代表するイタリアでも屈指の美術館だ.ルネッサンス時代のFirenzeの雄Medici家の所蔵していた美術品が展示されている.有名なものは,Botticelliのビーナスの誕生と東方三博士の礼拝,Leonardo da Vinciの受胎告知,Vecellioのウルビーノのビーナス,Raffaelloの自画像といったところだろうか.
これらの見るべき作品のリストと概要は,どんなガイドブックにも書いてある.ややもすると,「これだけは見ておきたい」というフレーズ通りに,駆け足でそれだけを見て終わりとする人も多いだろう.何を隠そう,芸術分野の興味が薄い私もそのタイプに近い.
そんな私でも,最近は作風をみるとその年代が大体分かるようになってきた.明らかに分かるのがルネッサンス前のもの.言い方は悪いが,はっきり言ってへたくそで,とても芸術品とは思えない.ルネッサンスとそれ以降のバロックの違いも大体感覚的に分かるようになってきた.教会に所蔵されている絵画やフレスコ画,あるいは建築物についても同じだ.
6月末に日本に一時帰国した時に,高校の世界史教科書の詳細版を購入してきて,それを最近は夜な夜な読んでいる.高校時代は世界史を選択しなかったので,その内容は大変新鮮である.歴史というと,事実とその正確な年号を意味なく覚えさせられた記憶しかないのだが,その時の反省を踏まえて,どうしてその出来事が起きたのかを,その時代背景とともに理解するようにしている.
何で唐突にそんな話をしたのかというと,実は感覚的に理解できるようになった原因がこれではないかと自分自身で感じているからなのだ.Uffiziは新婚旅行でも見たのだが,失礼ながら全然印象に残っていなかった.単に眺めたに過ぎないからだ.
世界史を理解すると,キリスト教も王朝も,その権威主義では変わりはなく,その誇示のために建築物や美術品に散財していることが手に取るように想像できる.後はキリスト教の創世期の物語や,その後の分派の理由をそれなりに理解しておけば,例えば受胎告知や聖母子,キリストの昇天などの典型的な美術品の意味や作品間の微妙な違いがより分かるようになると思う.
結局Uffiziで痛感したことは,歴史の知識無しに美術品を見ても時間とお金の無駄であるという,至極最もな事実だ.
これらの見るべき作品のリストと概要は,どんなガイドブックにも書いてある.ややもすると,「これだけは見ておきたい」というフレーズ通りに,駆け足でそれだけを見て終わりとする人も多いだろう.何を隠そう,芸術分野の興味が薄い私もそのタイプに近い.
そんな私でも,最近は作風をみるとその年代が大体分かるようになってきた.明らかに分かるのがルネッサンス前のもの.言い方は悪いが,はっきり言ってへたくそで,とても芸術品とは思えない.ルネッサンスとそれ以降のバロックの違いも大体感覚的に分かるようになってきた.教会に所蔵されている絵画やフレスコ画,あるいは建築物についても同じだ.
6月末に日本に一時帰国した時に,高校の世界史教科書の詳細版を購入してきて,それを最近は夜な夜な読んでいる.高校時代は世界史を選択しなかったので,その内容は大変新鮮である.歴史というと,事実とその正確な年号を意味なく覚えさせられた記憶しかないのだが,その時の反省を踏まえて,どうしてその出来事が起きたのかを,その時代背景とともに理解するようにしている.
何で唐突にそんな話をしたのかというと,実は感覚的に理解できるようになった原因がこれではないかと自分自身で感じているからなのだ.Uffiziは新婚旅行でも見たのだが,失礼ながら全然印象に残っていなかった.単に眺めたに過ぎないからだ.
世界史を理解すると,キリスト教も王朝も,その権威主義では変わりはなく,その誇示のために建築物や美術品に散財していることが手に取るように想像できる.後はキリスト教の創世期の物語や,その後の分派の理由をそれなりに理解しておけば,例えば受胎告知や聖母子,キリストの昇天などの典型的な美術品の意味や作品間の微妙な違いがより分かるようになると思う.
結局Uffiziで痛感したことは,歴史の知識無しに美術品を見ても時間とお金の無駄であるという,至極最もな事実だ.
2010年10月7日木曜日
相変わらず美しいとしか言えないFirenze
観光でイタリア四大都市といえば,Roma, Milano, Firenze, Veneziaだ.人口ではRoma, Milano, Napoli, Torinoの順になるので,FirenzeとVeneziaはそんなに大きな街ではない.Veneziaは水上交通であるバポレットで動かなければならないので,街の大きさの割には移動に時間がかかる.一方Firenzeは,主要な観光施設がほぼ徒歩圏内にあって大変コンパクトでいい.しかし,重量級の施設が多いので,堪能するには大変時間がかかる.今回は新婚旅行で来て以来の久しぶりの来訪だ.
Firenzeの三大観光施設と言えば,Duomo (Santa Maria del Fiore),Uffizi美術館,Pitti宮だろう.Pitti宮はスケジュールが合わなくて行けなかったので,滞在中に再チャレンジしたい.Uffizi美術館は感じたことを別途書きたいので後回し.
Duomoはやはりドームの頂上にあるクーポラが見所だ.500段近い段数を昇るのだが,サンピエトロ大聖堂のようにショートカットできるエレベーターはないので,運動不足の身にはかなりきつい.一人8ユーロで,子供は無料にしてくれた.Duomoにはクーポラよりもやや低い鐘楼もあり,こちらにも昇ることが出来る.もちろん,待ち時間はクーポラの方が長い.
クーポラへの階段は,上半分のかなりの部分で,昇る人と降りる人の動線が重なっているので,大混雑する.この処理は何とか対応を考えてもらいたいところだ.昇り初めて20分くらいで何とかクーポラに到着.ここからの眺めは苦労した甲斐があるすばらしさだ.我々が昇った日は快晴だったが,赤茶色に統一された建物の屋根が一段と映えるのだ.
Duomoだけでなく,Santa Croce,Santa Maria Novella,San Lorenzoの各教会もFirenzeのおなじみだ.これらは正面のファサードの大きさにも圧倒されるが,クーポラから眺める姿も,その異様な大きさを感じられてよい.
Duomoは教会本体,鐘楼と洗礼堂がセットであるが,もちろんそれらのデザインも,緑を基調としてなかなか品がある色だ.Duomoとしても感動度の個人ランキングは,今のところOrvieto,Palermoの次くらいか?
街に流れるArno川.この川沿いの街並みは,有名なVecchio橋を含めて,Firenzeの観光地としての実力を感じさせてくれる空間だが,水が汚いところがやや残念だ.少し歩く(バスでも行ける)が,Arno川の南側にあるMichelangelo広場からのFirenze中心部の眺め,特に夜景は最高だ.
12年ぶりに訪れても,街は全然変わっておらず,相変わらず美しいと感じざるを得なかった.今後何十年も同じ姿でいて欲しいものである.
Firenzeの三大観光施設と言えば,Duomo (Santa Maria del Fiore),Uffizi美術館,Pitti宮だろう.Pitti宮はスケジュールが合わなくて行けなかったので,滞在中に再チャレンジしたい.Uffizi美術館は感じたことを別途書きたいので後回し.
Duomoはやはりドームの頂上にあるクーポラが見所だ.500段近い段数を昇るのだが,サンピエトロ大聖堂のようにショートカットできるエレベーターはないので,運動不足の身にはかなりきつい.一人8ユーロで,子供は無料にしてくれた.Duomoにはクーポラよりもやや低い鐘楼もあり,こちらにも昇ることが出来る.もちろん,待ち時間はクーポラの方が長い.
クーポラへの階段は,上半分のかなりの部分で,昇る人と降りる人の動線が重なっているので,大混雑する.この処理は何とか対応を考えてもらいたいところだ.昇り初めて20分くらいで何とかクーポラに到着.ここからの眺めは苦労した甲斐があるすばらしさだ.我々が昇った日は快晴だったが,赤茶色に統一された建物の屋根が一段と映えるのだ.
Duomoだけでなく,Santa Croce,Santa Maria Novella,San Lorenzoの各教会もFirenzeのおなじみだ.これらは正面のファサードの大きさにも圧倒されるが,クーポラから眺める姿も,その異様な大きさを感じられてよい.
Duomoは教会本体,鐘楼と洗礼堂がセットであるが,もちろんそれらのデザインも,緑を基調としてなかなか品がある色だ.Duomoとしても感動度の個人ランキングは,今のところOrvieto,Palermoの次くらいか?
街に流れるArno川.この川沿いの街並みは,有名なVecchio橋を含めて,Firenzeの観光地としての実力を感じさせてくれる空間だが,水が汚いところがやや残念だ.少し歩く(バスでも行ける)が,Arno川の南側にあるMichelangelo広場からのFirenze中心部の眺め,特に夜景は最高だ.
12年ぶりに訪れても,街は全然変わっておらず,相変わらず美しいと感じざるを得なかった.今後何十年も同じ姿でいて欲しいものである.
2010年10月6日水曜日
FSの自動券売機はぼったくりマシン?
Roma Termini駅のようなイタリア国鉄FSの大型ターミナル駅では,有人のチケットカウンターは日頃からものすごく混んでいて,長時間列に並ばなければならない.長距離は昨日も書いたようにインターネットで事前購入が可能なので,チケットをプリントアウトできる環境があれば大丈夫だ.しかし,近郊線は事前購入が出来ない.それでも,チケットカウンターがいやならば,自動販売機や駅構内のBarで購入することも可能だ.
さて,この自動販売機で,これまでに三回切符を購入したことがあるが,そのうち二回もトラブルに遭っている.
一度目は5月の始めくらいに,RomaのTrastevere駅で,Fiumicino空港まで日本から出張してきたゲストを迎えに行く時だった.この時は,月曜日の朝なのに有人カウンターが開いていなかった.BarでFSのチケットが買えることを知らなかったので,何の疑いもなく自動販売機で切符を購入することに.運賃は8ユーロだが,財布には10ユーロ紙幣は入っておらず,20ユーロ紙幣で購入した.切符はきちんと発券されて出てきたが,お釣りが一向に出てこない.呼び出しボタンらしきモノがあるが,これは機能していない.駅係員も見あたらない.恥ずかしかったが自動販売機を叩いたり蹴ったりしてみても,全然出てくる気配がない.落ち着いて画面を見てみると,「お釣りは9ユーロまで」と書いてあるではないか.高額紙幣で購入することを全く想定していないのだ.結局,12ユーロは泣き寝入りだった.
二度目は先の週末にFirenzeの中央駅だ.Pisa行は自動販売機で往復割引(50%)切符が購入できたので,Barは止めて自動販売機で購入ことにした.大人5人,子供2人だったが,一度に6人分しか買えないので,まずは大人分をまとめて買うことにする.一人5.8ユーロで計28ユーロだ.20ユーロ札と5ユーロ札2枚を投入して,無事発券と思いきや,最後の一枚が機械に引っかかって出てこない上に,お釣りも出てこない.呼び出しボタンはまたもや効果なく,腹いせに思いっきり蹴ってみる.最終的には有人カウンターに割り込み,英語で顛末をまくし立てたところ,レシートで投入金額と実際の発券枚数を確認されて,総額にちょっと足りない額までリファンドしてくれた(たぶん面倒だったので適当に支払ったのだろう).それでも割引が効かないBarのチケットを購入するよりは断然得をしたと,自分自身を納得させてジ・エンド.
それにしても,乗車時の検札で切符がなかったり,刻印がなかったりすると結構な罰金を取るくせに,肝心の切符の購入環境が著しく悪いのは何とかならないかと思う.自動販売機の機能や性能は,これが壊されることが前提となって決まっているのだと思う.このような事情が分からない乗客から見れば,ちょっとしたぼったくりマシンである.それでも自動販売機があるだけましで,Roma市内でも小さい駅は設置されていないところもあり,日曜日にはBarが閉まってしまうので,切符を購入することが全く不可能なのだ(一度これが原因で無賃乗車したことがある)...
さて,この自動販売機で,これまでに三回切符を購入したことがあるが,そのうち二回もトラブルに遭っている.
一度目は5月の始めくらいに,RomaのTrastevere駅で,Fiumicino空港まで日本から出張してきたゲストを迎えに行く時だった.この時は,月曜日の朝なのに有人カウンターが開いていなかった.BarでFSのチケットが買えることを知らなかったので,何の疑いもなく自動販売機で切符を購入することに.運賃は8ユーロだが,財布には10ユーロ紙幣は入っておらず,20ユーロ紙幣で購入した.切符はきちんと発券されて出てきたが,お釣りが一向に出てこない.呼び出しボタンらしきモノがあるが,これは機能していない.駅係員も見あたらない.恥ずかしかったが自動販売機を叩いたり蹴ったりしてみても,全然出てくる気配がない.落ち着いて画面を見てみると,「お釣りは9ユーロまで」と書いてあるではないか.高額紙幣で購入することを全く想定していないのだ.結局,12ユーロは泣き寝入りだった.
二度目は先の週末にFirenzeの中央駅だ.Pisa行は自動販売機で往復割引(50%)切符が購入できたので,Barは止めて自動販売機で購入ことにした.大人5人,子供2人だったが,一度に6人分しか買えないので,まずは大人分をまとめて買うことにする.一人5.8ユーロで計28ユーロだ.20ユーロ札と5ユーロ札2枚を投入して,無事発券と思いきや,最後の一枚が機械に引っかかって出てこない上に,お釣りも出てこない.呼び出しボタンはまたもや効果なく,腹いせに思いっきり蹴ってみる.最終的には有人カウンターに割り込み,英語で顛末をまくし立てたところ,レシートで投入金額と実際の発券枚数を確認されて,総額にちょっと足りない額までリファンドしてくれた(たぶん面倒だったので適当に支払ったのだろう).それでも割引が効かないBarのチケットを購入するよりは断然得をしたと,自分自身を納得させてジ・エンド.
それにしても,乗車時の検札で切符がなかったり,刻印がなかったりすると結構な罰金を取るくせに,肝心の切符の購入環境が著しく悪いのは何とかならないかと思う.自動販売機の機能や性能は,これが壊されることが前提となって決まっているのだと思う.このような事情が分からない乗客から見れば,ちょっとしたぼったくりマシンである.それでも自動販売機があるだけましで,Roma市内でも小さい駅は設置されていないところもあり,日曜日にはBarが閉まってしまうので,切符を購入することが全く不可能なのだ(一度これが原因で無賃乗車したことがある)...
2010年10月5日火曜日
イタリアで初めて高速鉄道に乗る
こちらに来てからもう半年になるが,今までイタリアの高速鉄道に乗っていなかった.8月上旬に車を持つまでは,ベネチアとドロミテを除いて,ローマから150kmくらいまでの範囲内をレンタカーで動き回っていた.車を持ってからシチリアに行ったのは既に書いたとおり.先日のナポリとシチリア出張もレンタカーと飛行機だ.
先週末に日本から親族が来伊し,この週末でさっそくFirenzeに連れて行くことになった.大人数ではマイカーで動くことが出来ない.FirenzeはRomaから300kmくらいなので鉄道の距離だ.高速鉄道なら1時間半くらいである.と言うわけで,高速鉄道を使うことになった.
Termini駅の切符販売カウンターはいつもものすごく混んでいて,とても並ぶ気はしない.しかし,最近はインターネットでチケットを購入することができる.イタリア国鉄FSのホームページで会員登録をすれば誰でも購入可能.英語ページもあるので,イタリア語が分からなくてもOKだ.座席指定もできる.早めに購入したり,団体で購入したりすれば割引もある.購入手続き後,返送されてくるチケットをプリントアウトして持参するだけで,刻印の必要もない.大変便利だ.
この高速鉄道,グレーを基調に赤いラインが入っている見かけはスタイリッシュなものだ.乗車した2等車は横4列(ちなみに1等車は横3列)で,シートピッチは日本の新幹線よりはだいぶ狭い感じがする.インテリアはやや安っぽい内装だが明るい印象だ.トイレは駅のものよりは清潔だろうか.座席のリクライニングは背もたれを倒す方式ではなく,椅子の部分を前方にスライドさせる方式なので,対面式配列ということを考えると,実質的に使えないと思った方が良い.
8時45分の定刻から数分遅れて出発.10分くらいするとRoma市街を抜け,線形も良くなってだいぶスピードが出てくる.Roma側では在来線と供用(普通列車とすれ違っていたので),Firenze側はほとんど新線区間というような印象だ.保線レベルはよく分からないが,特にRoma側の乗り心地がかなり悪かった.車両側のサスペンションの質があまり高くないのだろう.トップスピードは200km/hは出ているが,250km/hまでは出ていないような感覚だ.
遅れて出発した列車は10時20分頃,ほぼ定刻でFirenze S. M. N駅にノンストップ到着.15分くらい停車して折り返していき,Venezia S. L.駅に向かう.帰りも定刻出発,定刻到着だったので,割と正確に動いているようだ.
たった一往復の経験だが,私の総合評価は2時間くらいまでならまあ我慢できるといったところだ.すなわち,Napoli, Firenze, Bolognaくらいまでは高速鉄道で,それより遠いVeneziaやMilanoは飛行機でといった使い分けになる.
先週末に日本から親族が来伊し,この週末でさっそくFirenzeに連れて行くことになった.大人数ではマイカーで動くことが出来ない.FirenzeはRomaから300kmくらいなので鉄道の距離だ.高速鉄道なら1時間半くらいである.と言うわけで,高速鉄道を使うことになった.
Termini駅の切符販売カウンターはいつもものすごく混んでいて,とても並ぶ気はしない.しかし,最近はインターネットでチケットを購入することができる.イタリア国鉄FSのホームページで会員登録をすれば誰でも購入可能.英語ページもあるので,イタリア語が分からなくてもOKだ.座席指定もできる.早めに購入したり,団体で購入したりすれば割引もある.購入手続き後,返送されてくるチケットをプリントアウトして持参するだけで,刻印の必要もない.大変便利だ.
この高速鉄道,グレーを基調に赤いラインが入っている見かけはスタイリッシュなものだ.乗車した2等車は横4列(ちなみに1等車は横3列)で,シートピッチは日本の新幹線よりはだいぶ狭い感じがする.インテリアはやや安っぽい内装だが明るい印象だ.トイレは駅のものよりは清潔だろうか.座席のリクライニングは背もたれを倒す方式ではなく,椅子の部分を前方にスライドさせる方式なので,対面式配列ということを考えると,実質的に使えないと思った方が良い.
8時45分の定刻から数分遅れて出発.10分くらいするとRoma市街を抜け,線形も良くなってだいぶスピードが出てくる.Roma側では在来線と供用(普通列車とすれ違っていたので),Firenze側はほとんど新線区間というような印象だ.保線レベルはよく分からないが,特にRoma側の乗り心地がかなり悪かった.車両側のサスペンションの質があまり高くないのだろう.トップスピードは200km/hは出ているが,250km/hまでは出ていないような感覚だ.
遅れて出発した列車は10時20分頃,ほぼ定刻でFirenze S. M. N駅にノンストップ到着.15分くらい停車して折り返していき,Venezia S. L.駅に向かう.帰りも定刻出発,定刻到着だったので,割と正確に動いているようだ.
たった一往復の経験だが,私の総合評価は2時間くらいまでならまあ我慢できるといったところだ.すなわち,Napoli, Firenze, Bolognaくらいまでは高速鉄道で,それより遠いVeneziaやMilanoは飛行機でといった使い分けになる.
2010年10月1日金曜日
European Culture Dayで入場料が無料に
9/25と26はEuropean Culture Dayと称する週末だった.これはイタリアの国立の博物館・美術館・遺跡などが無料で入場でき,これらの施設では各種イベントが行われる,毎年恒例の行事のようだ.4月の文化週間の時にも,9月にもう一度入場料が無料になる時があると聞いていたのだが,すっかり忘れていた.偶然テレビのコマーシャルを見て思い出すことになったのである.
しかし,どこが国立の施設なのかは,インターネットを見ていても今ひとつ分からない.我々はカラカラ浴場を残してたし,サンタンジェロ城にも入っていなかった.これらが国立だといいのであるが,研究所で同室のF女史に聞いても,分からない.「逆にあなたの方が詳しいんじゃない?」と言い出す始末.恐らく国立の施設が無料で入れることも知らないだろう.何とかインターネットでイベント情報を発見して,どうやらカラカラ浴場とサンタンジェロ城が国立らしいことが理解できたので,久しぶりのローマ観光を愉しもうということになった.
カラカラ浴場は確かに無料であった.どこにもチケットを確認する場所がないのに,券売所でチケットが渡される.こういうのが資源の無駄遣いと無用のゴミを生み出す基なんだが.通常は一人6ユーロだと思うが,はっきり言ってこれは高いと思う.もうちょっとしっかり保存して,部分的に本当に浴場にしておくくらいの演出があってもいいのではと感じる.現状では単なる打ち捨てられた遺跡だ.モザイクのタイル床は部屋によって模様が異なっており,これがやや見所といったところだ.
次にサンタンジェロ城へ向かう.ここももくろみ通り無料だ.通常は5ユーロくらいだったか.ここはカラカラ浴場と比べて混んでいたが,これは無料の効果だろう.ここは国立博物館だが,お目当てはテラスからの眺望だ.緩やかな坂と階段を昇る必要があるが,近隣のサンピエトロ大聖堂のクーポラよりははるかに楽だ.ただ,楽であるが故に,クーポラからの眺望に勝つことは出来ない.そう考えると,5ユーロは高い.
これでローマの屋外系の観光施設はだいたい訪問し終えたことになる.後は博物館と美術館だ.これは秋と冬にとっておいたので,子供が学校に行っている時間帯にゆっくりと堪能しよう.
私用により不在とするので,次は10/5に更新します.
しかし,どこが国立の施設なのかは,インターネットを見ていても今ひとつ分からない.我々はカラカラ浴場を残してたし,サンタンジェロ城にも入っていなかった.これらが国立だといいのであるが,研究所で同室のF女史に聞いても,分からない.「逆にあなたの方が詳しいんじゃない?」と言い出す始末.恐らく国立の施設が無料で入れることも知らないだろう.何とかインターネットでイベント情報を発見して,どうやらカラカラ浴場とサンタンジェロ城が国立らしいことが理解できたので,久しぶりのローマ観光を愉しもうということになった.
カラカラ浴場は確かに無料であった.どこにもチケットを確認する場所がないのに,券売所でチケットが渡される.こういうのが資源の無駄遣いと無用のゴミを生み出す基なんだが.通常は一人6ユーロだと思うが,はっきり言ってこれは高いと思う.もうちょっとしっかり保存して,部分的に本当に浴場にしておくくらいの演出があってもいいのではと感じる.現状では単なる打ち捨てられた遺跡だ.モザイクのタイル床は部屋によって模様が異なっており,これがやや見所といったところだ.
次にサンタンジェロ城へ向かう.ここももくろみ通り無料だ.通常は5ユーロくらいだったか.ここはカラカラ浴場と比べて混んでいたが,これは無料の効果だろう.ここは国立博物館だが,お目当てはテラスからの眺望だ.緩やかな坂と階段を昇る必要があるが,近隣のサンピエトロ大聖堂のクーポラよりははるかに楽だ.ただ,楽であるが故に,クーポラからの眺望に勝つことは出来ない.そう考えると,5ユーロは高い.
これでローマの屋外系の観光施設はだいたい訪問し終えたことになる.後は博物館と美術館だ.これは秋と冬にとっておいたので,子供が学校に行っている時間帯にゆっくりと堪能しよう.
私用により不在とするので,次は10/5に更新します.
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