2010年11月8日月曜日

雨の月曜日,通勤2時間!

週明けの月曜日,いつものように子供達を学校に送り届けてからの出勤.週末はいい天気で,土曜日に久しぶりに観光に出かけたのだが,昨夜から激しい雨だ.Veneto州の方では,豪雨による洪水で街がやられたニュースを見た.この前もGenovaが被害に遭っていたし,場所は忘れたが南部の方でも最近洪水があったと思う.雨が少ないイタリアも降る時は降るようだ.

さて,日本でも雨の月曜日は道路が混むことは常識だ.ローマでもきっとそうなのだろう.しかし,今日はひどかった.8時ちょっと前に自宅を出て,オフィスに到着したのが10時前,いつもより40分遅れだ.

おなじみの光景だが,先が詰まっているのに交差点に突入して,青になった交差方向の交通を阻害する.バスレーンやトラム軌道があってもお構いなし.これが今日は際立っていた.あちこちでこんな状況になっているから,バスも全然進めないのだ.座っていたからいいが,立っていたらさぞかししんどかっただろう.

ローマでは,自動車保有に高い障壁も設け,街路上ではバスやトラムを最大限に優先する制御を導入するしか道はない.9km進むのに2時間って,よく考えたら歩いた方が早いのでは?

2010年11月5日金曜日

送ったはずの滞在許可申請書類が届いていない!(2)

通訳してくれる女性を通じて,「申請書類が到着していないのだが,どうしたらいい?」と尋ねる.すると,「書類のオリジナルは?」と言うではないか.「えっ,送った書類がオリジナルじゃないの?」と答えたが,「オリジナルを見せてくれ」と言われる.

弁護士に依頼して郵便局での申請にこぎ着けたことは先に書いたとおりだ.その時に「念のため」といって申請書類のコピーはもらっておいた.私の申請の時は自分でやったこともあり,申請書類のコピーなど取っていなかった.それでも申請書類はきちんと届いており,コピーなど持参しなくても問題なかった.

そのためコピーは家に置いてきて,手元に持っていなかった.「郵便局での申請時に,申請書類のコピーを保存しろとはどこにも書いていなかった.だからコピーなんか持ってない」と言ってみる.確かに持参すべき書類に申請書類のコピーと書いてあるが,これは申請書が受領されて,出頭書を受け取って初めて知るものだ.

すると,「再出頭の日時を指定しますので,また来て下さい」ということになった.その直前の「郵便局がなくしたんでしょう」という発言に,思わずブチッと来た.「そんな大事な書類がどうして簡単になくなるんだ!」,「忙しいのにまた来いというのか!」,「申請書類を揃えるのにどれだけ苦労したと思ってるんだ!」と口走っていた.こんなことを言われても審査員も困るだけだろうが,もう止まらなかった.「もういい,行こう!」と捨て台詞を吐いて,審査会場を後にしたのだった.途中で壁に八つ当たりの蹴りも入れている(笑).

それにしても,滞在許可の審査に行った時に送ったはずの申請書類が届いていなかったというトラブルは,先達のブログでもいくつか紹介されていた.これが自分の身に降りかかるとは...

滞在許可申請は,そのプロセスの利便性を高め,かつ効率性を高めるために郵便局での申請システムとなっているはずなのだ.しかし,このように信頼性の低い郵便局が介在することが果たしていいことなのか.Questuraに届いているのに彼らが紛失した可能性もある.私は一年しかいないし,永住するつもりもないからそんなに深刻ではないが,多くの申請者はイタリアで生きていこうと滞在許可に人生をかけて望んでいる.そんな彼らにとっては,冗談では済まされない.

2010年11月4日木曜日

送ったはずの滞在許可申請書類が届いていない!(1)

久しぶりに滞在許可証問題.昨日は家内+子供の滞在許可の審査があった.もう思い出したくもないが,非常に苦労して郵便局での審査申請を終えたことは書いたとおりだ.あれからもう二ヶ月経っている.

Questuraの出頭時刻は朝9時だ.Questuraは環状高速GRAと高速A24号線がぶつかる当たりにあり,ローマ西部の我が家とは正反対だ.子供達を学校に送り届けてから行かなければならないので,遅刻は必至だ.案の定,道中はものすごい渋滞で,現地に到着したのは9時半過ぎ.のっけから「はぁ」というため息が出る.しかし,これは単なる波乱の幕開けに過ぎなかった.

私は前回経験しているので,ある程度勝手は分かっている.警備員に出頭書を見せると,「9時になったら呼ぶ」とのこと.やっぱり遅れているようだ.しばらくすると,警備員が「8時半!」と言う声が聞こえる.ところが誰も名乗りでなかったので,「9時!」となる.私たちは運良く警備員の近くにいたので,すぐに入ろうとする.今回の対象は私ではないので,私が入ろうとすると止められて,「本人しか入ることができない」と言われてしまった.「家内は英語もイタリア語も出来ないからサポートしたい」とつたないイタリア語で訴えると,結局は通してくれた.だったら最初から止めるな.

手荷物チェックを受け,審査会場のあるフロアーへ向かう.ロビーの窓口に出頭書を見せると,何故か郵便局が受け取ったはずの審査書類が届いていないらしく,「そのまま並んで」と言われる.仕方ないのでその通りにする.

夕方に行った私の時よりも待ち時間がなく,10分後には家内の順番になって審査が始まる.今回の審査担当は英語ができないようで,たまたまとなりの窓口にいた申請者が英語が出来るようで,間に入って通訳してくれた.ここから事態はとんでもない方向に進む.続きは次回.

2010年11月3日水曜日

ローマを再実感

昨夜に出張先の「東京」からローマに戻ってきた.たった四泊だったが,非常に濃密なスケジュールを過ごしたせいか,長い間ローマを離れていたかのような不思議な感覚だった.

Fiumicino空港に到着して,預け入れた手荷物をターンテーブルで待つ.それにしてもこの空港は,作業員がとろとろと仕事をしているのだと思うが,荷物が出てくるのに毎回ものすごい時間がかかる.今回も,ターンテーブルに到着してから40分くらいかかった.思わず「ああ,ローマに戻ってきた」と実感.

外に出てみるとものすごい豪雨だ.到着階で長期駐車場行きのバス停を探すのだが,サインがなってないので,その場所が全然分からない.仕方ないので,出発階にあるバス停に向かう.この旅行客に全然優しくない感じで,やはりここはローマだと実感.

10分くらい待ってバスが到着して乗り込む.このバスは駐車場→出発階→到着階→駐車場と巡回するので,次は到着階だ.ものすごい人が待っている.出発階から乗車したのは大正解だったようだ.ドアが開くと同時に乗客が殺到する.長い停車中に交通を妨げているので,後ろの車がクラクションを鳴らしまくる.ここでも「ああ,これがローマだ」と実感.

駐車場に着いたら料金の支払いだ.事前に33ユーロで予約しておいたはずなのだが,実際に支払機で決済すると69ユーロと表示.どうやっても33ユーロにならず,係員もいない.十分に疲れていたので,あきらめて69ユーロ支払って帰途につく.このぼったくられ感もまたローマならではだ.

2010年10月26日火曜日

過ぎ去った夏が懐かしい

今週から気温が一段と下がってきた.朝晩はついにジャケットの上に薄手のコートを着て外出している.しかもなかなか太陽が出てこない.毎日一度は雨が降ってもなぜか傘をしばらく差していなかったのだが,今朝は久しぶりにカバンから取り出すはめになった.

9月中旬くらいまではまだまだ泳ごうと思えば泳げる気候だった.それがわずか一ヶ月でこんな状況だ.ローマはまだましで,ミラノはもっと寒いようだ.このブログを書いている午後6時過ぎ,外は既に暗くなり始めている.気分は何となく沈みがちで,基本的に暑さの苦手な私が過ぎ去った夏を懐かしむ感情を持っている.

わずか半年しか経験していない私ですらそう思うのだから,多くのイタリア人,ヨーロッパ人もきっと同じ感傷に浸っているのだろうと思う.「だから彼らは短い夏にあんなにはしゃぐのだ」と思わず納得してしまった.

9月中旬の夏の完全な終焉から,道路の交通量も非常に増えている.バカンス前の5月より出勤にかかる時間が明らかに長くなっている.しばらく来ない夏,仕方なく真面目に仕事に向かうといったところなのだろうか.

さて,明後日から東京に出張なので更新を中断します.11/2夜にローマに戻りますので,3日以降に再開します.

2010年10月25日月曜日

子供達の言語上達の早さ

先週の土曜日に,日本人学校で文化発表会があった.小学部3年生以上は,日本語で演劇をしたり,課題を発表したりしていたのだが,小学部1,2年生は,イタリア語で「はなさかじいさん」を演じるというのだ.しかも演技しながら30分近くも行うのだ.

最初これを聞いた時に,「いくらなんでもちょっと難しいんじゃないか?」と思っていた.1年生の我が家の次男は,本番の一ヶ月くらい前に,学校からCDを渡されて,それを聞きながら台詞を覚えていた.しかし,最初は悪戦苦闘していた.

それでも,練習する内に,きちんと覚えるものなのだ.しかも私なんかよりも格段に発音がいいので,ちょっとうらやましくなる.40歳から覚えるイタリア語は,その話し方は完全に日本語的だ.本人は必死で強弱やアクセントを付けているつもりなのだが,聞いている方は日本語的のっぺりな話し方に聞こえているはずだ.

さて,本番.1,2年生で10人,誰かは失敗したり,緊張して台詞が出てこなかったり,といったアクシデントがあると思っていたのだが,我が子を含めて,誰も一度もとちっていなかったのには,感心を通り越してあきれてしまった.発音やアクセントも素晴らしい.やはり発音に関しては,小さい頃からやればそれなりになると実感してしまった.

2010年10月21日木曜日

野菜の量り売りシステムで考えること

こちらでは,スーパーで野菜を買う時,例えばトマトを買いたければ,ビニール袋にトマトを必要なだけ入れて,コーナーに数台は置いてある量りに載せ,kg当たりの単価が示されているボードにある番号(トマトは○○番,レタスは××番というコードが付いている)を選ぶと,品名と値段入りのバーコードのシールが出力される.これをビニール袋に貼ってレジに持って行けばよい.

日本では,野菜は予め同じ量にパッキングされているか,出荷時に大きさがある程度揃えているようなので,ネギは一束○○円,しめじは一袋××円という具合に,好きな量が選べない.しかも,たぶん一パックが家族四人を想定した量になっていて,一人暮らしや子供がいない世帯にとっては不都合が多い.

この事前パッキングや,農家が規格を意識して大きさの揃った形の良い味の統一された生産物を作るために手間をかけることによって,価格が高くなっている気がしてならないのだ.

こちらでは,例えばメロンが安いことはこの前書いたが,その替わりに買ってみないと味が分からないのだ.たまにものすごく味の薄いものを買ってしまったりする.品質管理が徹底されていない替わりに安いのだ.しかし,こちらの料理家のアドバイスでは,匂いで甘みを判断するらしく,購入者側の知識で安くておいしいものにありつくことができる.

最初に紹介した「セルフ量り」も,小売り価格を下げるのにそれなりに貢献しているのだろう.それにしても,イタリアだからきっと重量をごまかしている輩が多いのではないかと心配になる.密かにたまに観察しているのだが,今のところそのような現場を目撃していないので,何か大きな抑止力が存在するのだろうか.ばれたらどんな罰則があるのか(バスや地下鉄のキセルは50倍の罰金だが...),どのくらいのインチキ率なのか,レジでチェックが効くのか,興味は尽きない.